私が経験した国家試験での出来事

私が経験した国家試験での出来事

2月〜3月は様々な国家試験の時期だと思います。私が住んでいる所の近くには、国家試験の会場として良く使われる大学がありますが、2月〜3月にかけて、日曜日ごとに国家試験を受ける人をたくさん見かけます。
試験会場 in パシフィコ横浜 ホールD
By magurojp

私も今まで「介護福祉士」「精神保健福祉士」の国家資格を受験しました。平成9年に介護福祉士、平成12年に精神保健福祉士を受験し、どちらも努力の甲斐あって1発で合格しました。まぁ、どちらも国家資格が創設されて早い時期に受験したので、合格率が高かった、というだけなんですけどね。

しっかり準備をしても、思わぬハプニングというのはどこでも起こりえます。
さいわい私にはハプニングは降り掛かって来なかったのですが、職場で国家試験が話題になった時、話さずにはおられないエピソードがあります。

「しもた!!」の絶叫が教室中に響いた・・・

叫びの肖像
By petit_tomato

それは平成9年に介護福祉士国家試験の学科試験を受けた時のことでした。(ちなみに介護福祉士の資格取得には学科試験と実技試験をパスしなければなりません。まず学科試験が1月に行われ、それにパスした人が3月に実技試験を受けるようになっています。)
試験会場は現在私が住んでいる所に近い大学でした。介護福祉士受験者数は年々増加していますが、当時もバスで乗り付けたりする団体もあって「わあ、こんなに受験する人がいるんだ」と驚いたことを覚えています。各教室に分かれて受験し、夕方近くまで学科試験が行われました。介護福祉士を受験する人は女性が多いのですが、私が受けた時も大半は女性で試験会場の教室も8割は女性だったと思います。若い女性はちらほらで年配の女性がほとんどを占めていますので、私にとっては気が散ることはほとんどありませんでした!
それまでの勉強の成果を出し尽くし、時間がきたら解答用紙を試験監督が回収するのですが、事件はその回収の時に起きました。
教室の中ほどに私は座っていたのですが、2〜3列後ろの席から、おそらく50代くらいの女性の『しもた!!」という絶叫が教室中に響き渡ったのです。
「しもた!!」=標準語でいえば「しまった!!」、やらかしてしまった、失敗した、しくじったという意味です。
50代とおぼしき年配の女性、あえて尊敬の意を表しておばちゃんとよばせていただきますが、そのおばちゃんは「しもた!!」の後に「わたしゃ、こっちん方に丸ばつけよったばい!!(私はこっちの方に丸をつけてしまった!!)」と続いて絶叫しました。後ろを振り返ってみると、おばちゃんのマークシートの解答用紙は真っ白で、問題用紙の選択肢に○をつけていたのです。試験監督が苦笑いしながら「ええ、ですからマークシートの方が解答用紙になってますから・・・」と答えていました。笑って良いものか悪いものなのか、周りはクスクスと笑いが漏れていました。そして、おばちゃんのあきらめのため息が「あいた〜」という声と共に聞こえてきたのでした。マークシートに慣れていなかったのでしょうね、おばちゃんにとっては1年の努力が無駄になってしまったのですが、次の年にはマークシートにきちんと解答して、無事介護福祉士を取得されたことを願わずにはいられないエピソードでした。

Smile!

By Ronaldo F Cabuhat

私はこのエピソードを、これから国家試験を受ける職場の後輩やパートの方によく話してます。おばちゃんを例にして大変申し訳ないのですが、マークシートに解答できれば、試験には合格したも同じだよ、と伝えたいのです。介護福祉士の合格率は50%。勉強すれば確実に合格できるラインだと私は思ってます。現場で働きながら国家資格取得を目指している人は、志を持っている人がほとんどです。より知識や技術を身につけたい、向上したいと思っている人がほとんどです。現場の質を高め、自分の質を高める事で介護職員の評価も必ず上がると思っています。3Kで離職率も高い介護の現場ですが、自分たちの評価を上げ続ける努力をすることで、社会からもより良い評価を得て「給料が安いから辞める」なんていう人が減る事を私は願っています。

  • Pocket
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

Menu

HOME

TOP