子どもの前で配偶者の悪口は言わないこと

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僕は他人にあまり相談ができない。
あまり、というかほとんど、いや全くかも知れない。
困った状況になっても、なんとか一人で解決しようとしてドツボにはまったことが今まで何度もある。それで仕事で大きな失敗をしたこともある。
「これではいけない」と常に思っている。どうしてこうなのか、相談すれば楽なのに、楽になるのが分かっているのに。

今日、以下のサイトを偶然見て、「これは僕のことだ」と感じた。読んだとき僕のことを書いてあるようで、全身に衝撃が走った。

親として、絶対にやってはいけない事。|40代からの本当にやりたいことの見つけ方。もっと自由に人生羽ばたく方法

幼少期に、親の愚痴や悪口の聞き手となって育った子は、甘え方を知らずに育ちます。

人に頼ることを知らずに育ちます。

自分のことは自分で解決するしかないと、全てを抱え込む人間に育ちます。

そして、当然のことながら、頼りたいのに頼れる存在でなかった母親には、なんの相談もしなくなります。
なんの相談もできなくなります

 

僕は、物心つく頃から母親に父親の愚痴を聞かされてきた。それは僕が社会に出ても続いた。
子どもの頃は母のそういった愚痴を聞くことは、単に「そうなのか・・・」とごく自然に聞いてきた。

しかし、母が父の愚痴や悪口を言うことで、僕の中には父が「敵」として作り上げられてきた。家の中を乱すのは父なのだ、と。

僕は「良い子」でずっと育ち、反抗期さえ無かった。ただ、中学からほとんど母とは特別な用が無い限り、口を聞かなくなった。部活を辞める時も一言も相談しなかった。進路を決める時も一言も言わなかった。母は怒っていたが、僕はその時、「自分のことは自分で解決をしなければならない」と思っていた。それ以上に「母に相談しても無駄」と強く思っていた。

社会に出ても母はことあるごとに、僕に電話をかけ、父の愚痴や悪口を話して聞かせた。黙って聞いていたが、ある時からそれがとても苦痛になった。ある時、は僕が結婚してからのように思う。

いつものように母が電話をかけ、父の悪口を言っていたので、僕は「そんなにオヤジのことが嫌なら離婚してしまえばいいじゃないか」と言った。母は激怒して「親に向かってその言い方は何!」と言って電話を切り、それ以来、電話をかけてきても父の愚痴や悪口を言わなくなった。

親に言う言葉ではなかったのかもしれないが、僕自身の気持ちは言ったことでスッキリしていた。もう、母の愚痴を聞かずに済む、そう思った。

両親が反面教師、だったためだろう。僕は息子の前では妻の愚痴や悪口を絶対に言わないようにしている。聞かされている子どもの気持ちが痛いほど分かるからだ。

他人に相談ができない、このことが母からずっと父の愚痴や悪口を聞かされたことの全ての要因では無い、かも知れない。単なる甘えかも知れない、そもそも人が怖いのかも知れない。相談できないことを親のせいにしているのかも知れない。

だけれども、今ひとつ他人に信用をおけない、人を信じることができない、この気持ちの悪さと、他人に自分の気持ちを、本心を打ち明けることができないことが自分を苦しめることだと分かっていながら、足枷のようなもので繋がれている、前進できない、本心で生きることができないこの気持ちは、僕の育った家庭環境を見つめ直し、閉じ込めてしまった感情を解き放ったとき、初めて払い落とすことができるじゃないか、そう思っている。

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