拡張現実メガネこそ、私が介護の現場に求めていたモノだ!
グーグルが先日発表した「拡張現実メガネ」

これこそ私が介護の現場に求めていたものだ!
これが介護の現場にあったら、どんなにケアの質の向上が図られ、介護職員の負担が軽減され、より安全で心地よい環境を提供できる、と思う。
・なぜ私が「拡張現実メガネ」が介護に必要と思うのか
介護とか福祉とか、人を支援する仕事に17年余り携わってきましたが、そういった仕事で大事なものの一つに「情報の共有」があると思ってます。
例えば、お風呂のお手伝いをする場合、この利用者さんにはこういった手順で服の着脱をするとご本人の負担も軽くて済む、といったような情報がなかなか職員間で共有されないことがあります。これを解消する為には、上手くいった気づきを他の職員に伝播させる仕組みが必要となってきます。
具体的には、
1、記録し他の職員にもその記録を読んでもらい、実行してもらう。
2、実際にその利用者さんの協力を得て、上手くいった方法を複数の職員にやってみせる。
1の方法では記録した事が上手く伝わるかが問題として上がってきます。気づきを伝えられる書き方をしているか、です。これがまずいと誤った方法が伝わる危険性があります。また記録を読んでいても忘れる、記録を読まない、といった鼻持ちならない職員もいるのも事実です。実際利用者さんに関する情報が多すぎると「あれ、記録にかいてあった服の着脱の情報は誰の事だったっけ?」ということもあったりします。意識と集中力、と言えばそれまでですが、人間ですから忘れる事もあります。
2の方法はより分かりやすいですが、業務中には時間がかかったり効率が悪かったりします。なおかつそれが入浴介助や排泄介助だったりすると、利用者さんのプライドを傷つける可能性も否定できません。
そこで「助けて!ドラエモーん!」とドラえもんが四次元ポケットから出すのが、いやグーグルが実際に出したのが「拡張現実メガネ」、これがあったら情報の共有が即時的にビジュアルを伴ってできるんじゃないかと大いに期待している訳です。
拡張現実メガネがあれば介助の手順などをメガネに内蔵されているカメラで記録し、それをタイムリーに共有することができます。またいつもと様子が違ったり新たなADLの向上が見られたりしたら、それらの情報の共有もより分かりやすく時差なく共有できるんじゃないかと思ったりします。
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