武道を習っていて良かったこと5選

2012年9月4日

kendo 剣道
By 小川 Ogawasan

小学生の頃、回りの友達の影響もあり、剣道と空手を習っていました。
剣道は約5年、空手は約1年ほど習っていたのですが、今でも習っていて良かったな、と感じることがあります。
武道を習っていて良かったことを私なりに5つ選び出してみました。

1.礼儀が身につく
礼儀
By mao nishikawa
武道の作法の基準は、礼に始まり礼に終わる、です。私が通っていた道場も礼儀をしっかり身につけるよう、叩きこまれました。
そのおかげで礼儀正しく振舞うことを常に意識する心がけができるようになったと思います。

2.姿勢が良くなる
Walking on air
By paul indigo
親が私に武道を習わせたい目的がこれだったようです。それまで私は姿勢が悪く、いつも下ばかり向いて歩いていました。ところが、空手を始めてからは、背筋がシャンと伸びるようになり、下を向いて歩くことが無くなりました。剣道も空手も形と言うのがあります。この形、極めるととても美しいものです。形を身につけるととても姿勢が良くなります。

3、自分の殻を破る事ができる
Eggshell planter
By karthis studio
なんと表現して良いものか分からなかったのですが、剣道では先輩と竹刀を交える事があるのですが、ぼろくそにやられることがあります。この時「なにくそ!」と根性をみせることで、自分の殻を破る、突き破った感覚がありました。これが大人になってからも自己肯定感みたいなものに繋がっていて、窮地に陥っても何とかなる、と自分を信じる力になっているように感じます。

4、回りから一目置かれる
http://www.flickr.com/photos/smurffic/5737814947/
By smurffic.
私の故郷は田舎で、今で言うイジメみたいなことはなかったのですが、それでも大人しい子は力の強い子の標的になりがちでした。私も身体が小さくて大人しかったので、標的になりがちだったのですが、剣道や空手を習う事で一目置かれるようになりました。また剣道の試合で自分より身体の大きい子に勝つことで、自分にも自信が持てるようになっていったように覚えています。

5、「教える事」を学べる
Teaching the youngster to feed
By foxypar4
これは武道に限った事ではありませんが、スポーツを習い、それが自分のものになり、上級生になると下級生に教える、という段階に入ります。これが後々の社会に出てからも非常に大事なことであって、「教える事を学ぶ」機会があるのと無いのでは大きく違ってくるように思います。かつて宮本武蔵が言っていた「守破離」はどの社会でも通用する教えだと感じています。また教える作業を通して自分自身を見つめなおすことを人生の早い段階で習得する事によって、その後の生き方も違ってくるように思います。

私は武道を習っていたので、他の事は分かりませんが、スポーツはやはり子どもへの教育には不可欠のように感じます。重要なのは適した指導者が存在するか、ということで地域で子どもの育成を考えるのであれば、指導者の育成も大事なことだと思います。

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