「地獄に仏」が体感できる!福岡市博多区、東長寺

福岡大仏

先日、中学まで一緒の学校だった友人と再会しました。1月に約30年ぶりに会い、故郷のこととか近況など飲んで盛り上がりました。また会って飲もうということとなり、その日は博多駅近辺をぶらぶらし、平日の昼間っから飲んだくれました。故郷の友人とはいいものですね。すぐに30年前に戻ったような感覚でした。
まあ、そんなこんなで幼稚園から中学頃までの思い出話とか現在の故郷のことなど飲みながら話した後、博多駅近辺を少しぶらぶらすることとしました。


オサーン二人で見た景色
つばめの杜展望台から

飲む前にまず行ったのが、博多駅屋上にある「つばめの杜ひろば」。以前子どもを連れて行ったことがあったのですが、九州新幹線開業間もない時。しかも日曜日で、見物客でごった返していてエレベーターに乗るのも一苦労でした。

しかし、この日は雨。ほとんど人影もありません。雨の上、PM2.5の影響なのか展望台からの景色は真っ白!
オサーン二人で「ハハッ、真っ白だね・・・」と佇んでいました。

博多駅屋上にビオトープ!
ビオトープ

友人が教えてくれたのですが、つばめの杜ひろばには夏になると蛍が見れる場所があります。鉄道神社の少し手前にあるこの場所。蛍を飼育するためのビオトープがあります。

平日昼間から飲んで「よかたい」
よかたい生ビール

その後、博多阪急で九州物産展なんか眺めながらぶらぶらし(太宰府、えとやの「梅の実ひじき」もあった)、地下の居酒屋で昼飲み。平日の昼間っから居酒屋で飲む生ビールはたまりません。もう「やっちゃうまうま」でした。

飲みながら友人と福岡の観光名所の話になり、友人が教えてくれたのが博多駅近くにある「東長寺」でした。名前は聞いたことがあったのですが、行ったことはありませんでした。飲み終えたら行ってみよう、ということになり、早速祇園方面へ。

「地獄に仏」を実感できる!
東長寺案内板

博多駅から歩いて10分くらいでしょうか。綺麗なお寺さんです。

春には桜満開になる

後で調べてみるとこのお寺は「空海」が建てたものだったんですね。由緒あるお寺に飲んで穢れた不躾者が行って申し訳ありませんでした・・・。しかし、こんな穢れた者でも、その穢れを取り払って下さるような慈悲深い空気を感じる東長寺。それもそのはず、木造の大仏では日本一大きい「福岡大仏」様がいらっしゃるのです。

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2階に上り、線香とろうそくを立て、いざ正面を仰ぎ見ると「おおっ、でかい!」。福岡大仏様がご鎮座されていました。残念ながら大仏様は撮影禁止。圧倒的なお慈悲を感じます、写真では伝えきれないものがあります。一見の価値ありです。とりあえず大仏様に手を合わせ、これ以上穢れないように見守って下さい、とお願いをしました。

さて、これからがメインイベント。大仏様のご鎮座されている台座の横に「地獄巡り」という案内板がありました。地獄巡りというと別府を思い出しますが、ここ東長寺の地獄巡りは大衆めいたものではありません。「地獄に仏」ということを実感できる場所です。ここ以上のパワースポットはありません。

友人の後をついて地獄巡りのトンネルに入ると最初は餓鬼などがたくさん描かれた地獄絵図があります。まさにおどろおどろしさを感じます。ここを過ぎると真っ暗なトンネルです。本当に「真っ暗」です。右も左も分かりません。手すりがあるので、それを伝っていくだけです。途中、「仏の輪っか」なるものがある、とのことだったので、左手は手すり、右手は輪っかを探してまさに手探り状態でした。
ラッキーなことに「仏の輪っか」を探り当てることができました。これも福岡大仏様の深いお慈悲です。

そうこうしているうちに、明かりが見えてきました。まさに「地獄に仏」です。ほとけ様が書かれている絵がありましたので、お賽銭をあげ、そのお慈悲に有り難くお礼を申し上げました。

 

東長寺、侮ってはいけません。何度も言いますがほとけ様の深いお慈悲が感じられるパワースポットです。地獄に仏、私にとってはパラダイスでもありました。

博多駅から歩いて行けます。待ち合わせに時間がある時など一度いかがでしょうか。

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