雲仙温泉で邪見を知る。
自転車でコケて、左足の脛骨近位端骨折していた母が退院し、自宅に戻った。ちょくちょく病院に様子を見に行ったり、実家に1人でいる父の生活が破綻していないか、見に行ったりしていた。意外にも母の快復も早く、父もかつての船員時代の単身生活時代に身につけたスキルを再び実践していた。特にトラブルもなく過ごせたことで僕自身もホッとしている。
さて、今回は実家に帰省する前に、時間があったので、雲仙温泉にふらりと寄ってみた。
実家からは車で30分ほどで行ける距離ではあるが、雲仙に行くのは、実に15年ぶりだった。
雲仙は小学生の頃、家族で出かけ、仁田峠のロープウェイに乗ったり、学年での現地見学(なぜか僕が行っていた小学校では社会科見学とは呼ばず現地見学と言っていた)に行ったり、また高校生になると勉強合宿という地獄の缶詰合宿があった思い出の地でもある。
15年ぶりに訪れた雲仙は熊本地震の影響もあるのか、土曜の午後にも関わらず閑散としていた。
温泉独特の硫黄臭と湯けむり。時間がもっとあれば、温泉にも浸かりたかったが、今回は地獄巡りをしながら、しばしの思い出に浸ることことにした。
今ではすっかり昭和の遺物となった記念写真。皿になってるところが、なんだか物悲しさを漂わせてる。
地熱を感じてみましょう、って所。すぐに足裏が熱くなった。
「君の名は」で有名になった真知子岩。ただ僕は「君の名は」は見たことが無い。
遊歩道は緑が濃く、とても気持ちが良かった。
大叫喚地獄。
邪見地獄。「邪見というのは人を妬む、醜い心のことです」と書かれていた。内心、今の僕の事だなと思った。
温泉で地面が温かいだろう、ネコが気持ち良さそうに寝ていた。
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