「介護職こそITの専門性を身につけるべき」という記事に大いに賛同。
KAIGO LAB(カイゴラボ)というサイトがある。記事がとても参考になるので常時拝見させていただいている。
2017年3月10日の「圧倒的に足りないのは介護人材だけではない?介護職こそ、ITの専門性を身につけるべき」という記事は大いに賛同した。膝を打って「これだよ、これ」と記事を呼んで声をあげたくらいである。
圧倒的に足りないのは、介護人材だけではない?介護職こそ、ITの専門性を身につけるべき | KAIGO LAB(カイゴラボ)
そこで期待されているのは、ITです。ITによる仕事の効率化が実現すれば、なんとか、今よりも少ない人数で、より優れた介護ができるようになります。実際に、介護分野においては、多くのITベンチャー企業が生まれてきています。
介護の人材が充足しているのであれば、機械に頼ることもそう期待しなくて済む。しかし、とにかく人が足りてないのだ。今までも不足していたのだから、これからもっと人材が不足するのは明らかである。
介護の専門学校も定員割れ、介護福祉士志願者数も半減。これでは専門性を持った人材がどんどん少なくなる。給料も他産業と比較して少ない、かつ重労働。他人からは「偉いね」と言われるが、年収400万届く人がどれだけいるだろうか。
介護とITについて、僕はこのブログでも何度か記事にしてきた。人材不足以外にITに強くなることでメリットがたくさんあるからだ。
ITを駆使することでデータ化が簡単にできる。データを利用すること自体で、直接介護の無駄が大いに省ける。行き当たりばったりの介護では無く、きちんとしたエビデンスのもとに介護ができるのだ。
とくに、日本の医療と介護は、IT化が遅れています。IT人材の不足は、こうした状況の改善を遅らせてしまうでしょう。そうなると、2025年問題は、本当に爆発してしまいます。では、ここに解決策はあるのでしょうか。
介護とITが同時にわかる人材が増えれば、この問題は小さくなります。現在の介護業界の待遇の悪さについても、介護人材がITを学ぶことで、改善できると考えられます。
日本の医療と介護はIT化が遅れている。このことについては業界自体が大いに反省せねばならないことだと思う。政治的なことが絡んでいると思うが、関係団体はもっともっとIT化に関心を持つべきであろう。
IT化が進まない原因の一つに、各事業所がIT化を導入できるほどの経営体力がないことがある。そしてもう一つの原因が経営者を含め職員がITに疎い、ことだと僕は思っている。
考えてみれば記録システムやシステム導入に伴うハード面の投資には多少の資金が必要だ。しかし、人を雇う人件費と比較してどうだろうか。人を雇う採用からの労力と比べると、ITを導入して省力化を図ったほうがメリットが大きいように感じる。
ITに疎い人が多いのは確かで、特に年配の女性からは敬遠される。しかし、スマートフォンの普及を見てみると全く使いこなせないということでもない。タッチパネルさえできれば、数値や文章の入力はできるのだ。
介護とITは今後もっと融合されるべきである。人材不足の解決策はいくつもあると思うが、介護とITを融合させることが解決策の一つであるし、それによって人材ももっと集まってくると思うのだ。
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