「どうしたらいいですか?」と言う前に。
仕事で「どうしたらいいですか?」と尋ねられて、割と丁寧に答えている。特にキャリアが浅い人には手順とか、なぜそうするのかを交えながら教えている。介護の仕事では「なぜそうするのか」を常に考えていなければ、利用者さんが不利益を被り、ひいては事業所の責任を問われることがある。
だから「なぜそうするのか」の根拠を持って仕事をするのは、ごく当たり前の事だと考えている。
しかし、時折キャリアが浅くない、中堅と言われる職員から「どうしたらいいですか?」と尋ねられることがある。
なぜ「どうしたらいいですか?」と尋ねてくるのだろう、と考えてしまう。
自分で考えるのが嫌なのか?
自分で考えて実行する自信がないのか?
自分で考えて実行することで責任を取ることが嫌なのか?
「あなたはどう思いますか?」と返してみる。
そこで「〇〇と思います」と返答があれば第3の案も浮かんでくる。
「分からないから聞いているんです」という返事もある。
考え方を知らないのか、考える習慣がないのか、考えたくないのか、どこがわからないのかのさえもわからないのか。
リーダーという立場に立った時、この「どうしたらいいですか?」への返答をどうしたらいいいのか、悩んだことがあった。
それこそ「『どうしたらいいですか?』という質問にどうしたらいいですか?」と聞きたいくらいだった。
今はリーダーという立場ではないが、できるだけこの「どうしたらいいですか?」という質問は慎むようにしている。
「どうしたらいいですか?」という前に、自分で考える・調べる・対応策をいくつか挙げて提案してみる、ということを心がけている。
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