「どうしたらいいですか?」と言う前に。

Office 1749991 1280

仕事で「どうしたらいいですか?」と尋ねられて、割と丁寧に答えている。特にキャリアが浅い人には手順とか、なぜそうするのかを交えながら教えている。介護の仕事では「なぜそうするのか」を常に考えていなければ、利用者さんが不利益を被り、ひいては事業所の責任を問われることがある。

だから「なぜそうするのか」の根拠を持って仕事をするのは、ごく当たり前の事だと考えている。

しかし、時折キャリアが浅くない、中堅と言われる職員から「どうしたらいいですか?」と尋ねられることがある。

なぜ「どうしたらいいですか?」と尋ねてくるのだろう、と考えてしまう。

自分で考えるのが嫌なのか?

自分で考えて実行する自信がないのか?

自分で考えて実行することで責任を取ることが嫌なのか?

「あなたはどう思いますか?」と返してみる。

そこで「〇〇と思います」と返答があれば第3の案も浮かんでくる。

「分からないから聞いているんです」という返事もある。

考え方を知らないのか、考える習慣がないのか、考えたくないのか、どこがわからないのかのさえもわからないのか。

リーダーという立場に立った時、この「どうしたらいいですか?」への返答をどうしたらいいいのか、悩んだことがあった。

それこそ「『どうしたらいいですか?』という質問にどうしたらいいですか?」と聞きたいくらいだった。

今はリーダーという立場ではないが、できるだけこの「どうしたらいいですか?」という質問は慎むようにしている。

「どうしたらいいですか?」という前に、自分で考える・調べる・対応策をいくつか挙げて提案してみる、ということを心がけている。

気づき

Posted by portcider