他人は変えられない。
他人は変えられない。
使い古された言葉ではあるが、身をもってこの言葉を知る機会が何度もあった。
介護業界に勤めて20年以上になる。制度も変わって施設も随分と増えた。
そんな中変わらないものがある。給料の安さとパートの介護職のおばちゃん達だ。
給料の安さは世間にもよく知られている。
パート介護職のおばちゃん達。いつの時代もどこに行っても、似たようなタイプが必ずいる。いない、ということがない。
特徴として、他人の話を聴かない、他人の批判は当たり前、思ったことは口に出し、責任はとらない。
こういう人が必ずいる。周りは苦労する。注意しても効果は一時的。自由人だから、自分の好きなことだけ率先して行動する。嫌なこと苦手なことは一切やらない。
こういうおばちゃん達を変えようとすると、死ぬ思いをする。本当に死にたくなる。
だから、変えようとしてはいけない。
では、どうしたらいいか?
褒め倒す。徹底的に褒め倒すのだ。
「あなたのおかげです」「〇〇さんがいてくださったおかげで上手くいきました」「〇〇さんの介助の仕方って本当にすごいですね」etc。
褒め倒して気分が悪くなる人はいない。そうこうしているうちに、おばちゃん達も少しずつ信頼を寄せてくるようになってくる。
おばちゃん達だけではないが、やはり他人は変えられないのだ。それよりも、変わらない人たちに対して、自分の解釈の仕方をどう変えていくか、だ。変えることが難しいのだから、自分の気持ちやその人に対する接し方を変える。これだけでも、自分の怒りの感情を小さくすることができる。
他人は変えられない。だから変えようとしてはいけない。自分を変える。自分を変えれば、他人も変わってくる。
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