慣れない仕事、不安と緊張、恐怖を克服するために。
2018年も7月に入った。4月に入職した新人も、そろそろ職場の雰囲気に慣れてきた頃だと思う。
しかし、もう退職してしまった、という人もいるだろうし、毎日退職したくてたまらない、と考えている人もいるだろう。
僕自身のことを言えば、6月半ばに異動となった。
これまでは老人ホームの管理的な位置での仕事だったが、今度は病院のソーシャルワーカーの仕事をすることになった。
同じ法人とは言え、毛色の違う仕事を担うこととなった。
50手前で新しい仕事を覚えるのは結構しんどい。しかも僕の苦手とする医師とのコミュケーションが大事な仕事である。
毎日、不安と緊張で胃が痛くなる。
朝が来ないように祈ったりする。しかし、時は無情だ。容赦無く朝が来る。
憂鬱な気分で職場に向かい、不安と緊張の日々。
そんな日々の中で考えた。
「いつまでも逃げていても無駄だし、不安と緊張をどうにかしなけれならない」と。
不安と緊張の要因は何だ?
毎日僕を苦しめる不安と緊張。
どうしてこんなに不安と緊張を感じなければならないのか?
答えは簡単で、「自信がない」のである。
慣れない仕事、手順が分からない、しかしスピードは求められる。
もうこうなったら場数をとにかく踏んで、覚えるしかない。
覚えてできるようになれば、自信は必ずつく。
得意なこと、身につけていたスキルを活かせないのは結構辛い。
しかし、それらも以前は全く不得手で未知なるものだった。時間と労力をかけて血となり肉となったのだ。焦ることは無い。明日も生きる。— 港サイダー (@portcider)
ただし、がむしゃらに覚えても要領が悪い。
覚えたことは必ずマニュアル化する。そして、誰でもできるようにしておく。
誰でもできるようにしておく、ということは重要だと思っている。
僕は前職を退職する時、生活相談員のマニュルアルを事細かに作った。数百ページに及ぶマニュアルだったが、引き継いてくれた人が「今でもこれが無いと業務ができない」と重宝してくれている。
要は、できることをたくさん増やし、自信をつけていくこと、それが自己肯定感に繋がるし、職場内での評価にも繋がる。
慣れない仕事は恐怖かもしれないが・・・。
外来医師との日程調整や病棟担当医師とのコミュニケーションは、今までやったことが無い仕事である。
ずっと介護業界に携わってきたとは言え、やはり医師は雲の上の存在であるし、聖人だと僕は思っていた。
そういう思いがあるからか、医師と話すことはひどく緊張する。
話した後、胃が痛くなることもしょっちゅうだった。
しかしながら、医師も一人の人間。
コミュニケーションを重ねていくと少しずつ緊張も、薄皮を剥がすように取れてきている。
僕の緊張や慣れてなさを悟ってか、医師の方が僕に気を使ってくれるケースもあった。
本当にありがたい。こんな先生もいるのだ、と改めて尊敬した次第だ。
エミール・クーエという人の言葉であるが、
”人間のできることなら何だってできるという気になれば、たとえどんな困難にあっても、いつかは必ず目標を達成できる。
これと反対に、ごく単純な事柄でさえ、自分にはとても無理だと思い込めば、たかだかもぐらの積み上げた土くれに過ぎぬものが、目も眩むような高山に見える”
「恐れず、前にすすめば、高い山と感じていたことが、実際はモグラの山だった」ということだ。
まとめ
まだ、異動して1ヶ月も経っていない。
不安と恐怖は当面続くだろう。
しかし、恐れず前に進むことが大事だ。進むことで不安と恐怖を追いやることができる。
一歩一歩ではあるが、着実に僕は自信をつけていきたい。
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