潰れる介護事業所には潰れる理由がある。
空前の人手不足で、一般企業でさえ倒産の憂き目を見ている。
万年人手不足の介護事業所はなおさらのこと。
ハコは作っても職員が集まらずオープン出来ない、という話も聞く。
一方で職員が大量退職して閉鎖した事業所もある。
今回は潰れる、閉鎖する介護事業所にはそれだけの理由があることを記しておく。
負けに不思議の負け無し
潰れる介護事業所には、潰れる理由がある。
・少ない人員のままでブラック化したところ。
職員が疲弊していることを訴えても、経営者が聞く耳持たず、手を打たず放置。
そしてある日、職員全員が退職届を出す。
慌てて求人出すも、時すでに遅し。人が集まらず閉鎖、となった事業所があった。
・法令遵守しておらず閉鎖
介護事業所は介護保険に関する法を守らなければならない。それは国民が拠出した介護保険料から介護報酬を事業所が受けているからである。
だが、法に則った介護計画書を作成していなかったり、人員基準違反していたり、名義借りしていたり、虚偽の報酬請求していたり、そんなことをする事業所があった。
後日、自治体からの実地指導、監査で指定を取り消され、閉鎖となった事業所もあった。
・利用者が集まらず閉鎖
利用者が来ないことには、職員への給料も支払えない。
見通しが甘く、全く利用者が来ないため、オープンしてわずか数ヶ月で閉鎖というところもある。
潰した方がいい時もあるかも知れないが…。
赤字を垂れ流したまま、経営者の首を絞めるような事業所であれば、潰した方が良いのだろう。
実際、そういうところもあった。
そもそも、介護保険は儲からない。
儲かってるとしたら、職員の給料は最低賃金で、労働を搾取しているところだろう、と僕は思っている。
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