高齢者施設【虐待が発生するしない】の差は何なのか?

高齢者施設での虐待のニュースがあり後を絶たない。

僕がよく知っている施設でも虐待が発生し、ニュースになっていた。

虐待について、今は研修が義務付けられている。

しかし、何故発生するのか?

運営側に問題はないか?

施設を運営する側に問題はないか。

法に定められた人員の配置はどこでも守っているだろう。

しかし、法に定められた人員配置は最低限の配置なのだ。

入居者の介護度によっては、法に定められた人員配置だけではとても手が回らない。

ワンオペが当たり前のように続く施設もある。

グループホームで例えると、食事作り・排泄介助・来客対応・掃除・記録…。

これらを全て一人の職員でやらなければならないことがある。

忙しい上に、弄便や放尿などがあると、職員の性格によっては感情的になってしまう。

それら現場の状況をオーナーや運営側が知っているか。

机の上だけの数字合わせでは、虐待や大きな事故は起こるべくして起こる。

金儲けしようと思うのであれば、介護業界には手を出さない方が良い。

他の業界の方がよっぽど儲かる。

職員側に問題はないか?

雇った職員に問題はないか。

どの仕事にも向き不向きがある。

コミュニケーションが苦手という人もいる。

それら職員の適性を上司が見抜けるか。

見抜けたとして、適所に配置換えができるか。

時によっては退職を勧告しなければならない場合もある。

適性がない職員を雇い続けなければならない、人員基準を守らなければならない状況の時は、その職員に対する細かなフォローが必要だろう。

しかし、労が折れる。

試用期間中に適性を見極め、不向きな人であれば他所へ行っていただくのが、双方にメリットがある。

まとめ

虐待が発生するしないの差を考えると

  • オーナーや運営側が現場を理解しているか
  • 採用した職員の適性を見極めているか

簡潔にまとめると、この2つだろう。

虐待で報道されてしまうと、法人全てのイメージダウンは避けられない。

虐待は起こるべくして起こる。

防ぐ為にはオーナーが率先し、組織全体で取り組まなければならない。

それが出来ないオーナーは介護業界から手を引くべきである。

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介護

Posted by portcider